このブログについて

このブログは某大手電気メーカーでプログラマーとして働いているtakroが世界中をバックパックを背負って一人で旅行するノンフィクション世界旅行記です。
またANAマレージの賢い獲得方法についても書いたりもします。
takroもANAマイルを毎月5000マイル程度をコンスタントに獲得しています!!

自己紹介とお勧め記事一覧はこちら
takroの2009年度バックパッカースケジュールは・・・・・・・・こちら

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テクノラティプロフィール

前書き

この記事はtakroが2007年3月にタイへバックパッカーで行ったときに経験した出会いを小説風に書いたものです。

その出来事というのは悲しくもあり楽しくもある、そしてちょっぴりエッチな完全ノンフィクション型の感動リアルラブストリーです。

君はハンカチなしではもう読むことはできない・・・・

 

それでは本編をご覧ください。

 


1.僕らはこうして出会ったんだ

そう。
僕らはこうして出会ったんだ・・・・。

パタヤ到着後疲れてたのでホテルでつかの間の休憩。
ホテルの前のレストランで早めの夕食。
お酒が飲みたりなかったからビアバーを探しに出た。


ふらふらと歩いているとビアバーが密集していたのでそこに足を踏み入れてみた。
どこの店からも「Hi」とか「Good Eveninng」と声をかけられる。

奥に行くと一人の女の子が笑顔で軽く一度手招きをした・・・・・
くったくのない笑顔が魅力的だった。
takroはその店のテーブルに座ることにした。
するとその手招きしていた女の子が他の子にひやかされながらtakroの隣に座った。


この子・・・・隣に座ったのがいいがタイ語しかしゃべれないようだ。
会話は常に単発で終わってしまう。
でもなぜかいろいろとtakroにちょっかいを出してくる。
それも笑顔で・・・・。


他の女の子が会話が少ないの見かねて、別の一人の女の子が同じテーブルに座った。
どうやら英語を話せるようだ。
でもこの子の英語はバーレン出身のせいなのかクセが強くて聞き取れないし、
こちらの言う英語もなかなか通じない
でも通じる英語を駆使してこの子を通訳にして3人でジェンガやビリヤードで遊んだ。
ジェンガやビリヤードに国境はなかった^^

気がついたらビールを3,4本空けてしまっていた。。
しかも時間も店にきてから2時間以上経過。

帰らなくては・・・・

帰る準備をしていると、一人の女の子が寂しい顔している。
タイ語しかしゃべれない子の方だ。

「一緒に帰るかい?」

takroがそう言うとその子は一度コクンと頷いて、、表情は笑顔に変わった。
まわりの子に冷やかされてとても照れくさそうだ。
そんなこと考えてるとtakroのくの字にした腕にその子の腕がクロスした。



そう、、僕らはこうして出会ったんだ・・・・・・

 



2.僕らはこうして過ごしたんだ

そう、、
僕らはこうして過ごしたんだ・・・・


takroはビアーバーを後にした。

左腕にはしっかりと彼女の手が添えられている。

「ご飯たべるかい?」

takroがそう問いかけた。
正確にはご飯を食べるジェスチャーをした。

すると彼女は首を横に振った。

「じゃあ何か飲むかい?」

彼女は笑顔で頷いた。
こんな癒される笑顔見たのはいつぶりだろうか・・・・

メインロード沿いのコンビニに入りtakroはビール3本ピックアップした。
takroが1本手に持って彼女に差し出すと、また彼女は首を横に振った。

すると彼女は違う方向へ歩き出した。
takroもその後をついていくと、彼女はおもむろに冷蔵庫のドアを開け1本の缶を取り出しそれを胸元で両手で抱きしめた。
そしてtakroをちらっと見た。




誰がどう見たって彼女はそのお酒を飲みたいってアピールに決まっている。




そんな子供のように分かりやすい彼女の行動にtakroは笑顔で彼女の手からお酒を手に取りレジに並んだ。

レジの上に置かれたお酒をふと見るとはカシスソーダだった。


コンビニを出て2,3分歩くとtakroのホテルに到着した。
フロントでキーを受け取り、彼女はID Cardをフロントに差し出した。
フロントの人は「なんやこの日本人?」みたいな様相だったのは気のせいだろうか?

部屋に入りtakroはすぐに荷物をそそくさと整理し、お酒を持ってベッドの淵に座った。
もちろんその隣には彼女がいた。

「Cheers!」

彼女には伝わらない乾杯をして二人でお酒を飲み始めた。
なかなか伝わらない英語であたふたしながらもtakroは楽しかった。
するとお酒の話になり

「このお酒(カシスソーダ)好きなの?ビールは嫌い?」

とtakroが聞くと

「私はこのお酒だけだよ」

っと笑顔^^

「ビールはきら〜い」

っと今度はしかめっ面orz
なんて表情豊かなんだろう・・・ほんとに癒される。

すると彼女はカシスソーダをtakroに差し出た。
takroがそれを飲むと

「うわぁまず!なんやこのカシスソーダ!!!あまったるいやん」

っと眉間に皺を寄せてバリバリの日本語で言うと


彼女はベッドから立ち上がり窓際に走っていった。
そして彼女はカーテンの前でクスクスと笑っている。

そんな彼女の行動に・・・・・・・takroノックダウンw


takroも窓際に行きクスクスと笑う彼女に黙って唇を合わせた。
すると彼女は静かに目を閉じた。


僕らは座っていた場所にいつしか戻っていた。


そして・・・・


そう、、
僕らはこうして過ごしたんだ・・・・

 



3.僕らはこうして約束したんだ

そう、、
僕らはこうして約束したんだ・・・・




朝目を覚ますと既に10時を過ぎていた。


takroの隣には静かに寝息を立てて寝ている彼女がいた。
隣に寝ている彼女がtakroの日常の風景に見えてしかたなかった。

しばらくその寝顔に見入っていると彼女はゆっくりとまぶたを開けた。
そのまま起きるか?と思いきやまた目を閉じた。




・・・・・・・・・・








・・・・・・・・・







「おいっ!!なんでやねん!!」







っと心の中で突っ込んでみるw
takroが手で髪でなでるように触ると彼女は再度目をあけた。

彼女の笑った顔が見えたと思うと、その顔は布団で隠されてしまった。
布団には両手で必死に顔を隠す彼女がいた。
takroが軽く布団を下に引くと恥ずかしそうにしている彼女がまた現れた^^;
takroが彼女に服を着るように言うと、まだ一緒にいたい!!っとだだをこねた。
だだをこねる姿はまるで子供のようでかわいいと思った。。


でもtakroはこの日パタヤを散策する予定だった。
一緒に散策することもできただろう・・・
でもtakroは一人で散策したかった。
やはり海外に一人できている以上いろいろ自分で見て回ってみたい。
それがバックパッカーとしての宿命だ。

takroは彼女に服を着て帰るように言った。
そして服を着た彼女をエントランスまで送っていた。
彼女はとても悲しい顔をしていた。


そしてtakroは昨日から言おうと思っていた言葉を言った。



「今日も会いにいくから」





takroだって一緒にいたいと思っていた。
これが短い恋だとしても・・・・・

彼女はしばらくして笑ってくれた。
でもその笑顔は昨日見た笑顔の半分にしか見えなかった。
どこか悲しそうだった。
彼女もtakroの笑顔が悲しそうに見えたのだろうか?
彼女は静かにエントランスを出て行った、、、何度もこちらを振り返りながら。



その後、takroは彼女の笑顔を胸にパタヤの町を散策しに出かけた。


そう、、
僕らはこうして約束したんだ・・・

 



4.僕らはこうして愛の祝福を受けたんだ

そう、、
僕らはこうして愛の祝福を受けたんだ・・・・・




パタヤを歩くtakro

何キロ歩いただろうか?
自分でも分からない位歩いた。。

しかし歩けど歩けど、、、この町のおもしろさはみつけられない。
白人ばっかりでなんの楽しみもない。

ただ一人でひたすら歩くtakroの頭の中には常に彼女がいた。


今日会えるかな?
怒ってないかな?
本当は彼女はtakroのことどう思ってるんだろう?
実は何か盗まれてたりしないよね(笑)?







まぁ彼女はtakroのハートは盗んでいきましたが・・・・・






そんなことしか考えられないtakro(汗)

結局パタヤでtakroは何も面白いものみつけられなかった。
takroは予約していたダイビングへ向かった。。






ダイビ〜〜〜ングタイム!!




テンション上がりまくり。
なにせ半年ぶりくらいだからね、、、潜るのw





んだが・・・・


周りは白人ぱっかりだし、英語Onlyだし(ブリーフィング全くわりません!!)、
透明度悪すぎだし・・・・


結局ダイビングはtakroの心の隙間を埋める程度のものではなかった。


ダイビングを終える頃にはすっかり日が落ちていた。









そうだ!!!










今日こそニューハーフショー(以後NWS)を見に行かなくてわ!!

takroは疲れている体で歩いてNHSが見れる大きな建物に向かった。

その建物に着くとそこには開演前だというのにものすごい人だかりがあった。
そして開演時間・・・


なんじゃこりゃ!!!


takroの前にはものすごい大舞台で踊る大勢のNHがいた。


「まるでブロードウェイじゃん!!」



それがtakroの最初の感想だ。



別にブロードウェイを見たことがあるわけでもない。
でも間違いなくタイにはブロードウェイは存在した。
そうNHの^^;



大満足のtakro。
NHSが終わったのは19時過ぎだった。
昼から何も食べていなかったのでいい加減お腹がすいていた。
いろいろ探したけど、あまりいいお店がなかったから結局昨日食べたところでトムヤンクンをほおばる。もちろんシンハーもね^0^


やっぱウマイわ、、トムヤンクン。


さて、食べ終わったところで時間は21時。


takroは約束を守るために彼女がいる店に向かった。

実は昨日takroはお店の名刺をもらっていた。
takroがその名刺をみながらうろうろしていると突然腕をひっぱられた。


その直後




「@゜〇■△☆・?※」




とざわつく声が聞こえた。



takroが振り返ると・・・・・・・・・・・





そこには昨日の彼女がいた。







彼女はかわいい笑顔でtakroの腕にしがみついている。
ざわつく声の方へ目を向けるとそこには彼女をひやかしている友達の姿があった。
彼女は相変わらず照れくさそうだ。





・・・




君にも分かって欲しい・・・・





takroにはそんな雑音も二人を祝福してくれているHappy Songに聞こえたんだよ?




そこに偽りはないんだよ?



ねぇ、、、takroの声は君に届いているの?



そう、、
僕らはこうして愛の祝福を受けたんだ・・・・・



5.僕らはこうして別れたんだ

そう、
僕らはこうして別れたんだ・・・


takroにしがみつく彼女。


takroは円形のテーブル席に座ってシンハーを注文した。
隣にはもちろんまだしがみついて離れない彼女がいた。


「なんか飲むかい?」


そう問いかけるtakroに彼女は奥の女の子になにやら注文した。



数十秒後、彼女の飲み物がきた




・・・・






それ・・・・昨日帰りのコンビニでtakroが買ったやつと同じやんけ(笑)






まぁtakroにとってビールがそれであるように彼女にとってはそれなんだろう。。
きっとw




ビールを飲みながらビリヤードしたりしてしばしお店で楽しむtakro。
彼女はビリヤードができないようでtakroが一人でビリヤードをやっている時は
なんかつまらなそうにしていた。



一時間後・・・・・




takroは店を後にしてコンビニに寄って飲み物を買ってホテルに戻った。








もちろん彼女も一緒だ。








お互いお酒を飲みながら話していると、いつのまにかタイ語講座になった。
takroは[地球の歩き方]の巻末に載っている簡単な語彙を使っていろいろ話しかけた。

あなたはどこ住んでいますか?

あなたは兄弟何人いますか?

あなたは彼氏がいますか?


あなたは男ですか?



















えぇ、、、最後の質問重要です。









答えは












もちろん「No」に決まってるだろう
(〃*`Д´)





他人が聞いたらばかな会話だったかもしれない。
でも二人はこんなくだらない話をしながら短い夜を過ごしたんだ。
それも二人で大爆笑しながら・・・・・


二人にとってはただ今という一瞬・・・むしろ刹那というべきものだろうか?
ただその時を共有できることが大切だったんだ。



そして二人はベッドの上で朝を迎えた。


どうやら彼女は今日もお寝坊さんのようです(汗)
相変わらずtakroの方が先に目を覚まして、隣にいる彼女の寝顔を見ていた。
彼女もしばらくして目を覚まして、またいつもの笑顔に戻った


実はtakroは今日でパタヤの滞在最終日。
takroはコ・サメットという島に向かわなければならない
もちろん彼女もそのことを知っている。


takroが彼女をエントランスまで送って行くと悲しい顔した彼女が
おもむろに携帯を取り出した。

そして





「番号・メールアドレスを教えてよ!!」



と問いかけてきた。
ただtakroは今回の旅行に携帯を持ってきていなかった。


ただtakroは


「No , I don't have」

と繰り返し答えるしかなかった。


彼女は両手を交互に振りながら地団駄を踏んでいた。
全身でなんで教えてくれないの?というのを表現しているに違いない。

そんな彼女の心の声が手に取るように分かった。
それはまるで駄々をこねる子供のようだった。
彼女の悔しそうな表情を見るとtakroも切なかった。


takroは今にも泣きそうな彼女をhugした


彼女の手が「ギュッ」とtakroの腰を掴んでいるのが分かった

しばらくして彼女の手がtakroの体から離れると
彼女は右手に携帯を持ってエントランスから出ていった。
エントランスを出て彼女は一度だけ振り向いた。


その表情はやっぱり悲しい表情だった。











十分後・・・・・











takroは次の目的地、コ・サメットに向かって歩き出した。
昨日彼女がいた店を横目にしながら・・・・


そう、
僕らはこうして別れたんだ・・・・・

 

 



6.僕はこうして思いに耽ったんだ


そう、、
僕はこうして思いに耽ったんだ・・・・


彼女と別れてtakroは次なる場所コ・サメット(サメット島)に向かうために現地のバス停に向かった。
現地で手に入れた地図を片手に歩くこと3km。

ようやくバス停に到着。



そしてtakroつゆだく(;´Д`)



バスに乗り、途中乗り継ぎをして田舎風景を見ること2時間ラヨーンという町に到着した。


なんだろう・・・妙になつかしい。
そこにはtakroの実家のような長閑な風景が広がっていた。

コ・サメットに行くにはここからさらにローカルバスに載りフェリー乗り場があるバーンペーを目指さなければならない。

ローカルバスに一番のりしたのはtakroだった。
30分待ってようやくローカルバスは満員になり、バーンペーに向け出発した。

走っているバスから望む風景には鮮やかに装飾された寺院などが見え日本とは違う田舎風景がtakroをさらに感動させた。
寺院を通る度に手を合わせる地元の人が印象的だった。

そう、、ここは仏教の国・・・改めて実感した瞬間だった。


走ること30分・・・・・



海が見えてきた。
すると一人で乗っていた白人がブザーを押してバスを降りて行った。






takro・・・・あせる







なぜならばその白人はダイビング器材を持っていたからだ。



そもそもtakroがコ・サメットに行く目的はダイビングだ。
コ・サメットはビーチリゾートとしてダイビングでも有名な所でもある。


隣の人に



「コ、コ、コ、コ、コ、コ・サメット?????」



と慌てて聞くと



「YES」





・・・・・・・・・・・・・・・・・





( ; ゚Д゚)




白人を下ろしてバスが5m走った後takroも慌ててブザーを押してバスから降りた。
もう必死だった・・・・・・


危うくチョー田舎のバーンペー奥地に行くとこだったのだから(汗)


そしてフェリーに乗りさらに揺られること1時間。
目的地コ・サメットに着いた。


そこには白浜の綺麗なビーチが存在した。
日本人なんて一人もいない・・・
そもそも人自体が少ない・・・・
日本の海とは大違いな風景がそこには存在した・・・・



takroは早速2日間泊まる安宿を探した。
しかし宿は意外にもすぐに見つかった。
見つけた宿は一泊1200円程度でコテージのようなところだった。


takroは荷物を置いて、早速コテージ側のレストランへ向かった。
彼女と別れて朝ごはんを食べただけでお腹がペコペコだった。
もう既に時間は16時を過ぎている。


席に着くと


「Are you Japanease?」

その家族で経営しているようなレストランで少女がそう問いかけてきた。

「Yes」


どうやらこの島に日本人がくるのは珍しいようだ。

takroはその子と会話を楽しみつつ沈んでいく夕日とシーフード料理をつまみに
シンハーを味わい、流れていく時間を楽しんだ。


隣に彼女がいればどんなに楽しい時間を過ごせたのだろうかと思いながら・・・・・



パタヤから総移動時間、6時間。


takroは疲れた体を癒すように早めに床についた・・・


そう、、
僕はこうして思いに耽ったんだ・・・・

 

 


7.僕はこうして決意したんだ


そう、、
僕はこうして決意したんだ・・・・


takroはバイクの音で目が覚めた。
倉庫みたな部屋から外に出てみると空は綺麗な青空が広がっていた。


まさにダイビング日和とは今日のことだ。
そそくさと水着に着替えカメラの用意して待ち合わせ場所に向かった。


野ざらしの椅子に座りインストラクターが来るのを待つtakro。
待ち合わせの時間になってもtakro以外誰もいない。
・・・・どうやらダイビングに参加するのはtakroだけらしい。


しばらくすると沖から小型ボートが近いづいてきた。
そのボートに乗っていた男はボートから降りると

「Are you takro」

takroは

「yes」

と答えてそのボートに乗り込んだ。
小型ボート・・・・本当に小型だ・・・
takroとインスタクター+二人分の器材で船上の全てが埋まってしまっている。


それからダイビングポイントまで10分程度移動して3ダイブを行った。


ダイビングの感想は、、やはりバンコク近辺の海ではダイビングするべきではない。
透明度が悪すぎて全然楽しくない。
さらに3ダイブのうち1ダイブは水中でインストラクターとはぐれてしまい、
一人で浮上するはめになってしまった。
ダイブコンピュータを持たずに浮上するのがどれだけ怖いことか。


透明度がよければまずインストラクターを見失うことなんてない。
それぐらい透明度が悪いのだ。


takroが浮上すると遠くの方にインストラクターの姿が見えた。
バンコク近辺の海では2度とダイビングすることはないと思った。


ダイビングを終え宿に戻ったのは17:00だった。
水しかでないシャワーを浴び、着替えて夕食をとるために昨日とは違うシーサイドレスランへ入った。


いつものようにシンハーとトムヤンクンをオーダー。
それらを堪能しつつtakroは明日からの予定を考え始めた。

実はタイにいられるのも残り2日となっていた。
当初の予定では明日バンコクへ戻り一泊してそのまま帰国することを考えていた。
バンコクの煌びやかな寺院をゆっくり見たかった。



しかし、takroはもっと見たいものがあった。





それはパタヤにいる彼女の笑顔だ!
takroの心の中には彼女の笑顔が深く、深く、、、そう深く刻まれていた。



彼女の笑顔がもう一度みたい・・・・



彼女にもう一度会いたい・・・・















「そうだ、、パタヤに戻ろう」





そう、
僕はこうして決意したんだ・・・・

 

 


8.僕はこうしてドキドキしたんだ

そう、
僕はこうしてドキドキしたんだ。

パタヤに戻ることを決意した次の朝、早速takroはフェリーに乗り込みバーンペーへ向かった。
フェリーが思いの他出港に時間がかかってしまったため、バーンペーに着いたのは13時を回っていた。
パタヤまでは長距離バスで2,3時間の予定だ。
そこでバーンペーのバスターミナルの近くで遅い軽めの昼食をとった。


ローカライズなそのお店はどうやら麺専門店だった。
タイ語でしかかれてなかったので、店の前で右往左往しているとお店のおばちゃんが
手招きをしてくれた。
近寄っていくと写真を見せてくれて「麺の種類はどうする?これはトッピングすか?これもトッピングするか?」
と言っているかのような素振りをしてくれた。

takroは写真を見て「これとこれとこれ!!」っと決めて、最後に「シンハー」と注文した。
シンハーと言った瞬間、おばちゃんがちょっと固まった後「O☆♪△」と笑顔で答えてどっかいってしまった。



(やっぱこんな昼間にシンハーはまずかったかな・・・・・)



というのも、周りには(小、中)学生やファミリーがほとんどで、
バックパックを背負って小汚い格好をしているtakroは誰が見ても場違いな人間だ。
その上酒まで飲もうとは・・・・この店の雰囲気をtakro一人で壊していると言っても過言ではない気がした。



しばらくするとシンハー(大)とヌードルが出てきた。
キンキンに冷えたシンハーに一口飲んで早速ヌードルを食べてみる。











「うめぇ!!!!!」








やばい、、こんなうまいヌードル食べたのは生まれて初めてだ。
見た目はすごいしょぼいんだけど、スープと麺の味がうまいのなんのって。
少量のパクチーがこのうまみをさらに引き出しているのが一瞬でわかった。

ガツガツ、、、、



モグモグ、、、、


ズルズル、、、、




完食!!



あまりの美味しさに2分程度でスープまで完食してしまった。
それぐらいこのヌードルはおいしかったのだ。



しかしヌードルは食べ終わったが、シンハー(大)はまだたくさん残っている(汗)
あきらかにペース配分ができていないorz



「ちょっとがっつき過ぎたかなぁ」


そんな自分に後悔しつつシンハーを飲みながらパタヤへの行き方、そして彼女のことを考えていた。




今takroにとっての心配事は

・パタヤでちゃんと降りれるか?
・パタヤから空港までどれくらいで行けるのか?

の2つである。
前者はパタヤを出るときに乗った所はなんとなく分かるが、降りる場所がどこになるかは良く分からない。
もしかすると手前で降りてしまったり、パタヤを過ぎてしまう心配だった。
後者も大問題である。。
takroは明日日本に帰らなければならない。
でも今現在takroはパタヤから空港までの行き方を知らない。
そもそもパタヤから空港まで直接行けず、どこかで乗り換えないといけないかもしれない。



・・・・・・・・・・




不安だ。




そう考えると早くパタヤへ行かないといけない気がした。
takroは残っていたシンハーを飲み干し、バスターミナルへ向かった。




バスターミナルの人に

「パタヤ、パタヤ」

と連呼してたら、目の前のバスを指さした。
どうやらちょうどよくパタヤ行きのバスがあるらしい。


takroがそのバスに乗り込むとすぐにバスは出発した。




そしてtakroは今日の疲れを癒すべく眠りにつく







・・・・・・・・









っと思ったけど、乗り過ごすのが不安で寝れるわけがない(笑)
takroはガイドブックを開きパタヤ近くの目印になるような建物なりを探しては、何もないことに気づいてへこんだり・・・・
へこんだら彼女にかける最初の言葉を考えたり・・・・
そしてまた目印になるものを探しては、やっぱりなさそうでへこんだり・・・・・
へこんだらtakroがいきなり戻ってきたら彼女がどれだけびっくりするか想像したり・・・・


そんな無限ループを繰り返していた。



数時間後、、、




パタヤの標識が見えてきた。
すると乗車してた人がどんどん降りていく。
バスも頻繁に停まっては人を降ろし、また発進しては、またすぐ停まるのを繰り返しになった。



数分して、、、





「あっ!!」





takroは思わず言葉を発した。
窓から見えたその光景はtakroがパタヤからバーンペーに行く時に乗った場所だった。
takroはすぐさまバックパックを背負って運転手に




「ストップ!!パタヤ?パタヤ?」



運転手は「Yes」と一言いってバスを停めた。



「ふぅ〜なんとかパタヤに着いたぞ」





takroはバスから降りて、方位磁石を頼りに南下していった。
歩くこと10分。








・・・・・・・






・・・・・・・






・・・・・・・







ここどこ?(大汗)





どうやらtakroが乗車した場所と思い込んでいたところは違うところだったらしい(大大汗)
方位磁石、ガイドブックがあっても今現在どこにいるか分からないからまったく持って意味をなさない。




takroちょっとあせる。



しばらく足を止めてガイドブックを見ているパタヤビーチという単語が目に入った。




「そうだ!!」



パタヤビーチはtakroが数日前に泊まったホテルがある場所の近くのビーチだ。
ソンテウ(庶民の足的乗り物)を使ってここまで行けば分かるぞ!!
本当は徒歩ホテルまで行きたかったけど、仕方ない。
ソンテウ代の100円くらいケチるもんでもない。


takroは早速流しのソンテウに乗り込みパタヤビーチへ向かった。
10分位乗っているとtakroの目にはパタヤビーチが舞い込んできた。
結局のところ、takroは乗車場所の手前で降りてしまったため迷子になったようだ。
バスの運転手が「Yes」と言ったのも当然のことの時思った。
パタヤと一言にいってもそれなりの広さがあるのだから、そりゃ「Yes」っていうわな・・・
ソンテウを降りて、takroはホテルに向かった。


「Do you have a room for tonight?」



「Yes, Sir」


フロントでそんな会話をして、takro今夜の寝床を確保した。
荷物を整理してしてtakroは彼女に会うべくホテルを出た。



彼女にもうすぐ会えるという事実はどことなくtakroのハートをどことなくドキドキさせていた。






・・・・






しかし、この後思いもよらない現実がtakroを待ち受けているとはこの時予想もしていなかった・・・・





そう、僕はこうしてドキドキしたんだ。

 

 


9.僕らはこうしてすれ違ったんだ

そう、
僕らはこうしてすれ違ったんだ。


今日がパタヤ、、いやタイで過ごす最後の夜である。
takroは近場で夕飯をすまし、彼女がいるビアバーに向かった。
takroの足取りはとても軽かった。
もしかしたらスキップしていたかもしれない。
その位takroの気分は高まっていたのだ。


takroがバービアに近づくとその店の子たちはざわめきついたのが分かった。


ちょっとした有名人気分だw


満面の笑みを浮かべながらテーブル席に座るtakro。
すると初日に彼女と一緒にいた彼女の友達が近づいてきた。
takroは前回のようにシンハーをオーダーした。
彼女の友達はそのオーダーを店に通した後、takroの正面に座るなり申し訳なさそうな顔で一言つぶやいた。





「She does'nt come today」




ん?




「Pardon?」




「Today she not come ...」




takroの頭の中は一瞬で真っ白になった。


not come


彼女はこない・・・・・



なんでこないんだ!?


takroは彼女に会うためにわざわざ日程を変えてサメット島からパタヤに来たのである。
どれだけ彼女に会うことを楽しみしていたことか。
どれだけ彼女の笑顔を見るのを楽しみにしていたことか。
takroは明日には日本に帰ってしまうのに。
チャンスは今日しかないのに。



彼女がいないというのはtakroにとって予想もしていないことだった。



takroは力ない声で


「why?」


そう問いかけると、彼女の友達は

「彼女は今日は家の用事でバンコクに行ってる」
「でも明日には帰ってくる」

と教えてくれた。
さらに彼女の友達はtakroを諭すように話を続けた。


彼女がtakroとタイ語を一緒に勉強したことをうれしそうにみんなに自慢していたこと。
takroがパタヤを去ってから毎日のように会いたいと言っていたこと。
takroと過ごした2日間がとても楽しかったということ回り言いふらしていたこと。
takroがいなくて寂しいっとみんなに漏らしていたこと。
takroがいなくなって元気がなかったこと。






彼女から発せられる言葉のひとつひとつが胸に響いてきた。







takroは涙をこらえずにはいられなかった。






彼女にもう一度あいたい。
でもここには彼女はいない。
もう会えない・・・・。


takroの心にぽっかり穴が開いたようだった。



彼女の友達はtakroを少しでも励まそうと思ったのだろう。

「明日 彼女は16:00にくるはずだよ」

と言ってくれたが、

「それじゃあだめなんだよ」

とtakroは答えた。
なぜならtakroは明日16:30にパタヤを出て空港に向かわなければならないのだから。


takroは店を後にして、ホテルへと向かった。




そしてtakroの心にあるメロディーが流れてきた。



〜 One More Time by 山崎まさよし 〜

いつでも探しているよ どっかに君の姿を
向かいのホーム 路地裏の窓 こんなとこにいるはずもないのに
願いがもしもかなうなら 今すぐ君の元へ
できないことは もう何もない
全てかけて 抱きしめてみせるよ







takroは一人メロディーを口ずさんでいた。




「奇跡がもしも起こるなら・・・・」




takroは彼女に会いたかった。
彼女もtakroに会いたかった。


なのに会えない



そう、僕らはこうしてすれ違ったんだ。

 

 


10.僕らはこうして・・・・・・・・・


takroは起きるのを拒むようにベッドの中で眠り続けた。







結局takroがベッドを出たのは13時だった。








しかたなしにtakroは昼飯を食べに外にでた。
別に食べる場所なんて決まってる訳ではない。
takroはあてもなくただ歩き続きた。


なんとな〜く店構えが綺麗な店に入ってご飯を食べた。










ん?なんのメニューを頼んだかって?













ごめん。。。








takroも何を頼んだか覚えてないんだ。









takroは何かを食べながらこう思っていたんだ。






「少しでもいい・・・彼女の笑顔を見て帰ろう」














ご飯を食べてさらに彷徨うtakro









しばらくして・・・・





時計を見るともうそろそろ16:00になろうとしていた。
takroは彼女がいるといることを願って、店へ歩き出した・・・・


店に着いのはtakroの時計が16:01を表示した時だった。

「Hello」

店には友達の方はいるが、彼女の姿はなかった。
takroはシンハーを頼み、あせる気持ちを抑えるようグラスを傾けた。

友達は

「彼女はもうそろそろくるよ」

と言ったがどうやらそれは悪気のない嘘のようだ。
takroの時計はもう16:15を表示しているが、まだ彼女はきていない。


takroはタバコに火をつけて、再度グラスを傾けたその時・・・・



ブルブルン〜ブルルン〜



二人乗りをしたバイクが店の前に停まった。
そしてその後ろの荷台には







彼女の姿があった








takroは彼女にすぐに気づいたが、彼女はまだtakroに気づいていない。
彼女がヘルメット脱ぐいてバイクから降りようとした時、、、















takroと彼女の目が一瞬合った














すると彼女はこちらへ走り出し、takroの首に両腕を掛けるよう抱きついてきた。
takroも彼女の腰に両腕を回し、お互いの温もりを感じるようにしばらく抱き合い続けた。

その時の彼女の表情は







3日目に見たあいくるしい笑顔だった。









takroはパタヤに戻ってきて本当に良かったと思った。
彼女の笑顔をtakroの疲れを全て癒す不思議な力がある。

しかしゆっくりしている時間はそんなになかった。
takroは彼女にもう行かなくてはいけないことを告げると、彼女はまた悲しい顔になった。


takroが店を出ようと外まで送ると言った。


歩道に立つ二人。
言葉もなく彼女は再度takroに抱きついてきた。



そして・・・・・



二人は最後の口づけを交わした。




長い口づけの後、takroは別れた。



そう、僕らはこうして別れたんだ。



























































(2ヶ月後)















































カチャカチャ、、カチャ、、カチャカチャ、、

「え〜っと、if ( val > 0 ) ○×♪■、ん?これじゃダメか。。」

takroはデスクでひたすらプログムを作成している。

「あぁ、もうこんな時間じゃん」

パソコンのデスクトップの右下の時計は23:20を表示していた。

「残りはまた明日にするかぁ」

takroはパソコンをスタンバイにして会社を後にした。


外にでると小雨が降っていた。少し風もあるようだ。
どうやらあまり当てにならない天気予報が言うにはこの辺りももうそろそろ梅雨入りだそうだ。


takroは地下鉄に乗り、いつも泊まっているホテルがある駅に降りた。

部屋に入りバックからノートPCを取り出し狭い鏡台の上に置いた。
いつものようにLANケーブルをPCに差込み、PCのPowerを入れる。

takroは起動の遅いこのPCをそのままにして、シャワーを浴びるためにユニットバスへ。

「ふぅ〜すっきり〜」

シャワーから戻るとWindowsが起動しており、スタートアップに登録してある「Yahoo Messenger」も起動していた。



ホテルの時計を見ると23:50だった。




「あと10分か」




takroはyahooのホームページに行き今日のニュースやヤフーファイナンスをゆっくりと眺めた。





00:07



時計がその時刻を表示した時、「Friends」の一人がOfflineからAvailableに変わった。
takroはその人の名前をダブルクリックした。



するとPCの画面にはカメラを通していつものように笑顔を振りまいている彼女の姿が映し出された。



「カチャカチャ、、、カチャ、、」



キーボードを叩くtakro。
その画面には次のような文章が表示されていた。









































































Hello my love.
I miss you.


























そう僕らはこうして今も続いているんだ。




おわり。




2000.01.03 Mon l タイランド恋愛小説 l COM(2) TB(0) l top ▲
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コメント

こんばんは!
2000年の記事なんですね!
良いですね☆
一旦別れるときに日本の携帯番号教えて一応彼女の電話番号も聞いて〜みたいにむずむずしました。
最終的には交換したので続いたんでしょうけど・・・

笑顔の素敵さを強調されてましたが・・・

その気持ち解ります☆

微笑みの国と呼ばれるだけの事はありますね。
2008.10.13 Mon l 風吹. URL l 編集
うわ、、、
>風吹さん
ちわっす〜♪
この記事は確か2004年の旅です。。。
後から付け足した記事なので日付がむちゃくちゃになってます(汗)

でもタイはほんと微笑の国ですよね(・∀・)
2008.10.16 Thu l takro. URL l 編集

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